太陽の影響



オーロラの動きが活発か否かは太陽表面の活動に左右される。
太陽風などの太陽表面の活動によって荷電粒子が太陽から吹き
出される。この荷電粒子と地球の磁場が作用し合ってオーロラ
ができるのだ。

 

thumbnail of arches
太陽のコロナに見られ
るループやアーチ状に
見える炎は,巨大な超
高温ガスの源である。
クリックして
拡大図を見てみよう。

太陽との関係

太陽の表面はおだやかではない。気体
が燃え盛り、大規模な爆発で何百万も
の荷電粒子が宇宙空間に吹き出されて
いる。

オーロラに影響を及ぼす
太陽表面の活動

太陽風
荷電粒子の流れによってオーロラが出
現するが、その荷電粒子はコロナ(太

陽の大気の一番外側の層)から吹き出される。コロナは非常に
熱く、摂氏100万度以上である。この高温によって水素原子が陽
子(プロトン)と電子(エレクトロン)に分かれている。その結
果できた、荷電粒子を帯びた気体は「プラズマ」と呼
ばれ、電
気伝導体である。太陽プラズマは非常に高温なため、太陽の引
力に逆らって、太陽の表面からあらゆる方角へと吹き出す。こ
のプラズマの動きを「太陽風」と呼ぶ。太陽風の強さは常に変
化し、それに伴って太陽の磁場も常に形を変える。太陽風が強
いと、地球からは、より明るい活発なオーロラが見られるので
ある。

 

コロナの大規模な爆発で、プラ
ズマと、太陽の磁場線がからみあっ
ており、太陽からの突風をまき起こ
す。地球と衝突すれば大変危険であ
る。無線通信に障害をきたしたり、
人工衛星を故障させたり、宇宙飛行
士がスペースシャトルの外(つまり
宇宙空間)に出ていた場合はその身
体に危害を加える可能性があるのだ。

thumbnail of CME
クリックして彗星とコロ
ナの大規模爆発の映像を
見てみよう。
(420kb MPEG)

役立つサイト:

NASA の太陽と地球の関係に
関する教育フォーラムより、
宇宙の天気ガイド

Space Weather Guide
from NASA's Sun-Earth
Connection Education Forum

太陽の大気に住む
"Living in the atmosphere
of the Sun"

NASAの太陽物理学のサイト
NASA Solar Physics page

太陽黒点の周期予測
"Sunspot cycle predictions"

ビッグ・ベア
太陽観測所ウェブサイト

Big Bear solar
observatory website

太陽と太陽圏観測所
ウェブサイト

Solar and Heliospheric
Observatory website

人工衛星サイト
TRACE satellite site

太陽黒点は、太陽表面に黒い小さな
点として現れる。黒く見えるのは黒
点の部分の方がその周囲より温度が
低いためである。強烈な爆発がしば
しば黒点の辺りで起こり、それに
よって太陽の「突風」が引き起こさ
れる。

太陽黒点の周期:太陽表面の黒点
の数はほぼ周期的に、つまり11年ご
とに変化する。太陽黒点の活動は
11年ごとにピーク(「太陽活動の
ピーク」と言う)に達し、その影響
でオーロラ活動も11年ごとにピーク
に達する。一番最近の太陽活動の
ピークは2001年であった。次回は
2012年ごろと予測されている。オー
ロラが見えるかどうかは、低緯度地
方では太陽黒点の周期に影響される。
しかし、高緯度地方では、常にオー
ロラ・オーバルがあるため、太陽黒
点の周期にあまり左右されない。

 


thumbnail of sunspots
太陽黒点。
クリックして
拡大図を見てみよう。



sunspot cycle thumbnail
太陽黒点の周期。
クリックして
拡大図を見てみよう。

コロナの穴:強い太陽風は、太陽の
静かな部分から吹き出ることもある。
太陽のコロナのX線写真を調べるこ
とにより、「コロナの穴」と呼ばれ
る巨大な黒い部分が発見された。コ
ロナの穴は太陽黒点の周期がピーク
に達したあとにできやすく、一年以
上もその形をとどめる。太陽は地球
の27日で一回転する(地球は24時間
で一回転する)ため、コロナの穴か
らの太陽風は27日ごとに地球に「ぶ
つかる」ことになる。

coronal hole Flash movie thumbnail
コロナの穴から吹き出る粒子が
27日ごとに地球にぶつかる。
画面をクリックしてFlash映像(32kb)を
見てみよう。

 

coronal hole thumbnail
コロナの穴。
クリックして
拡大図を見てみよう。


太陽の回転映像。
(2447 kb MPEG )

活発度を増すオーロラ
太陽風が強く吹くとオーロラ・オーバルは明るくなり幅が広
くなる。そうすると、空に見られるオーロラは明るく、活発
な動きを見せる。見られる色も様々で普通より南でもオー
ロラが見える。静かなオーロラは薄緑色にしか見えないが、
もっと動きの活発なオーロラはオーロラ・カーテンの「す
そ」の部分がピンクに見える。非常に活動の活発なオーロラ
は上の部分が赤茶色に見える。オーロラ・オーバルが広がる
につれて、オーロラは通常より南の位置でも見られる。過去
にも、日本、メキシコ、イラン、イタリアなどのかなり南の
地域で、北の空に赤いオーロラが見られたという報告がある。
非常に強力なオーロラの、かなり広範囲にわたる上の赤色の
部分が見られたわけだ。

 

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